もう夏が終わったこのタイミングで欲しくなってしまった半袖Tシャツがあります。
シャツブランド、「S H エスエイチ」が初めて作った編み物、半袖Tシャツ。
一言でTシャツと言っても、そこはさすがにS Hがやること、なかなかぱっと見ではわからないようなこだわりが隠されています。
「S H エスエイチ」初となったTシャツがこの秋に発売となり、展示会時からやはり話題となっていたのでとても楽しみにしていた方も多いとお思います。
まずは、このきめの細かい上品な表情にうっとり。
触ってみてもやはりしなやかでコットンの風合いがたっぷりと感じられます。
と、ここまではまあ普通の天竺なのですが、なにやらちょいとコシのような感触も伝わってきて生地の強さを感じました。
そう、このS HのTシャツは実は普通のTシャツ用の糸ではなく、「シャツに使われる経糸」、S Hの定番オックスフォード同様の「メキシコ産のソルピマ」が使用されているとのこと。
生地の種類は、織り物か編み物かで変わりますが、本来編み物には使用されない織り物の糸をあえて編みたてた、という秘密が隠されています。
細かいディテールを見ると、サイドや肩のステッチラインにも特徴があります。
こちらも通常シャツなどに採用される「織り伏せ縫い」と呼ばれる手法。
丈夫で、且つ見た目の納まりも良く美しい仕上げです。
もともと、シャツの中に着られるように、というのも作るきっかけの一つということで、クルーネック、ポケット無し、というベーシックなディテール。
サイドにはS Hの白のピスネームが付きます。
身幅も細すぎず緩すぎないほどよいリラックスバランスで、袖の長さがやや長めの設定です。
このちょっとだけ長いバランスが「下着っぽさ」を与えず、一枚でも存在感のある印象に見せてくれています。
生地のボリュームも含め、一枚でもインナーでも着られる万能なTシャツと言えます。
シャツブランドである「S H エスエイチ」が作るTシャツは、あくまでシャツから派生したプロダクトという考え方。
プロダクトに対しての軸がぶれないというのはとても難しいこと。
さすがです。
正直、無地のTシャツは見た目と着心地が良くて、そのテンションが自分の好みとマッチすればそれで良い、というモノ。ほんととりあえずそれで良い。
見た目良し、着心地良し、背景にある作り手の思い良し、と来れば夏も終わりというのに、ついつい「無地Tシャツ欲」をくすぐられてしまうのです。
秋冬シーズンということで非常に少ない数量となっていますが、無地T好き、と言わず洋服好き必見の一枚だと思いますのでぜひこの機会に手に入れていただければと思います。
S H エスエイチの半袖Tシャツはオンラインストアでもご購入いただけます。
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S H
SH エスエイチ S/S T-SHIRT 半袖Tシャツ NAVY ネイビー
SH エスエイチ S/S T-SHIRT 半袖Tシャツ NAVY ホワイト
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